2014年11月28日

EVENT REPORT「velvetalk」Part4

8月24日(土)に「velvetalk」と題しまして、
「仕事をしながら音楽を続けること」をテーマに
スタジオ始まって以来初のトークイベントを開催致しました!

今回は連載四回目にしていよいよ最終回です!
今回は会場にいらしたお客さまとの会話の中から
「仕事をしながら音楽を続けること」に対しての
ヒントを出演者のみなさんの経験から語っていただいております!
それでは、今回もスタジオブログでおなじみの
カメラマンはっぱさん( @happapapa )に撮影していただいた写真と
ともにレポートしていきます。

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YKさん:じゃあ、そろそろお客さんのお話も聞いてみたいですね。
何か聞きたいこととかありますか?(お客さまに向かって)

お客さまA:いま悩みがあって、僕はバンドがやりたいのですが、
周りも自分も就職してメンバーが揃わないっていう状況で。
でも曲は1人でも作れるんで、前向きに他の楽器の勉強をしようと
思っているところなのですが。

池脇さん:じゃあもうひとりレコーディングだ。

お客さまA:そうです。家で録ってみたり。
ただ、自分はやっぱり、バンドに憧れてギターを始めたところがあるので、
あるじゃないですか…その魂感じるじゃないですけど。

YKさん:魂感じる!ですか…エモい!(笑)

池脇さん:そっかー、メンバー集めの問題ですね。

まいさん:でも寄せ集めでメンバーを集めて、結局自分がやりたいことが
できなくなってしまうと本末転倒な気もするので、まずは自分で
人に聴かせられる曲をつくって、こういうのやってますとアピールをして、
集まってきてくれる人を選んだ方が良い気がします。

YKさん:逆に、僕は自分の音楽に対してこだわりを持っていないかも。
まあ、趣味が近いメンバーが集まっているってのもあるんですけど、
メンバーが出してくれたことが答えというか、そこに委ねているっていう
想いがあって、僕がきちんと歌えてメンバーがしっかりやってくれている
っていう実感があればいいので、案外こだわりがないというか。

池脇さん:バンドだと思いがけないアイデアとかも出てきますもんね。

YKさん:そうですね。だから結局その人が好きだったら別にという感じで。
何かバンドって恋愛に似てません?メンバーって彼女みたいな。
だから趣味が全く同じじゃなくても、その人といっしょにいたら
楽しかったりする醍醐味もあって。

池脇さん:僕もずっとバンドやってたんでその気持ちわかります。

YKさん:何かこいつらといっしょにいたら楽しいから、この楽しい感じを
どうやったら自分でちゃんとマネージメントしていけるかっていうことが、
バンドのリーダーの一番の役割じゃないかと思っていて。

池脇さん:楽しいバンドが一番ですよね。

YKさん:この間、フジファブリックの金澤くんと会った時に、
やっぱり仲良くやるっていうのがバンドでは何より大切だっていう話をしていて。
僕もやっぱりそこだと思うんですよね。
だから、例えばいっしょに海に行っても楽しい、みたいな人たちを集めて、
バンドでどう活かすのかっていうことを考えた方が良いのかもしれない。

池脇さん:いいメンバーだとスタジオ以外で集まるのも楽しいですよね。
バーベキューしたりとか、お酒飲んだりとか。

YKさん:普通にキャンプとかいっしょに行きますからね、うちのバンド(笑)

池脇さん:逆に音楽だけで集まっちゃうとそれが全くなくって。
飲み行こうよとかとか言っても「なんだよ、飲みって。」ってなっちゃうんですよね。
そうすると意思疎通が取れなくなっちゃったりとか、長続きがしない原因に
なったりしますよね。途中で音楽性が変わってしまったりとか。

YKさん:うちのバンドに新しく入ったドラムも、入った当初は
「全然お前らの音楽性に合ってない」とか言われたんですけど、
彼のことが人として好きだったし、もちろん音も好きだったので、
これは逆に僕が彼のドラムに合う曲を書こうと思って。

池脇さん:おおっ!

YKさん:だから新曲をたくさん書いて、彼のドラムが合う曲に
アレンジしていったんです。そしたら今度は彼の方も僕らの方に
ドラムアレンジを寄せてくれたりして、それがその後のレコーディングに
すごく役に立ったんです。

池脇さん:けっこう友達からメンバー選ぶっていう人多いですよね。
いまやってるバンドのメンバーはもう昔から仲良く遊んでましたから(笑)

横尾:では、時間もいい感じなのでこのまま質疑に入ってしまおうと
思うのですが、何かお客さまから聞いてみたいことはありますか?
引き続き、メンバー探しについて、いいメンバーと知り合えそうな
方法とかあればぜひお話聞きたいです。

YKさん:今日のこういう機会もそうですし、いろいろなイベントや
ライブハウスに足を運んでみたりとかはどうでしょうか?
僕は自分の好きなところにどんどん行って、いろんな人達と出会って
今の繋がりができているから、人と出会った方がいいと思います。

池脇さん:共通項も見つかりやすいですしね。

YKさん:そうですね。だから、池脇さんも言っていたみたいに、
「バンドやりたいんです」っていつも口に出してみたりね。

池脇さん:B’z好きだぜみたいに(笑)

YKさん:そうそう(笑)
そしたら何かB'z好きなヤツいるらしいよって広がっていくかもしれないし。

横尾:僕はスタジオ始めたばかりの時、お客さんもすごく少なかったから、
ガラガラじゃないですか。
ただ、うちは会員登録する時に好きなバンドとかを書いてもらっているんですね。
なので、個人練習で来たお客さん同士を引き合わせて、
こういうの好きな人いるからいっしょにやったらどうですかって。

YKさん:新しいシステムですね、それ(笑)

横尾:最初の頃はそうやってやったりしていましたね。
そこでバンド組んでくれたお客さんがスタジオで使ってくれたり、
イベントに出演してくれたりとか。

YKさん:そんなことが実際にあるんですね。

横尾:そうですね。今でもたまにお客さんから、いいベース知りませんか?
とか聞かれたりするんで、機会があればそういうことはやっていますね。
スタジオとかライブハウスとかってやっぱり、人と人を引き合わせる
っていう役割も担っていると思っているので。
おそらくライブハウスの人にこういう相談したりしても無下にはしないと
思いますよ。
そういう引き合わせが将来お客さんになったりするかもしれないですし。
だから池脇さんのいうように実際に口に出してみてほしいですね。
まあ嫌がられることもあるだろうけど、まず相談するっていうのは
いいと思います。

YKさん:ライブハウスやイベントとかってひとりではちょっと行きづらいって
面もありますが、お酒飲んでぷらーってしてたら何となく誰かと仲良く
なれるんじゃないかな。まあ未成年のうちはダメですけど(笑)
飲みに行くっていう感覚でライブハウス行くことよくあります。
スタッフさんと仲良くなったりすると、まあ今日特に用事も何もないけど、
ちょっと行って飲むかみたいな。

まいさん:僕も自分のライブではない時でもよくライブハウスには行ってました。
その日の出演者の方と仲良くなったりして友達の輪を広げて、
「こういうイベントあるらしいよ」とか情報共有してました。
そうしないと入ってこないんです情報が!ひとりだから(笑)
なのでそういう場所に行って、行動することが本当に大切だなって思います。

池脇さん:何回かチャレンジしてくと、だんだんメンタル強くなっていくから。
最初牛丼屋にひとりで行くのもメンタル必要だし、ひとりファミレスも
メンタル必要だったりするけど、大人になってくるとファミレスに
10時間ぐらい滞在しても全然平気になってくるから(笑)
場数を踏むとメンタルどんどん強くなるから、
最初の1歩が一番大変だと思います!

YKさん:そうそう、だんだん慣れてくると、去年のクリスマスイブとか
僕ひとりでカラオケ行きましたからね。
クリスマスイブにひとりで歌広行くメンタルですよ!
最初1時間って言ったんですけど、気兼ねする要素が何ひとつないので、
結局延長しちゃいました(笑)
だって、何も気にしないでアルバム通して歌えるんですよ!

一同:(爆笑)

YKさん:最初はバンドの知り合いがあまりいないので、Twitterとかで
ちょっと知ってる人がイベントやってたらフラッと行って、
ホント無理矢理「Twitter見ました!」とか言って声かけて、
意味のわからない感じのままいっしょに飲みに行ったりとかして。
いま思うとアレですけど、そうやってるともちろん繋がらないこともあるし、
一回離れたけどまたご縁があることもあるし、
ずっと続けてたら出会う人には出会いますよ。

池脇さん:大学2、3年生くらいの時に、友達の紹介でレコーディングに誘われて。
その時のボーカルの人がすごくかっこよくて、ずっとそのボーカルの人と
何かいっしょにやりたいなと思っていて。
で、ある日僕が立川の駅で友達に電話しようとしたら、間違えて
そのボーカルの人に電話をかけてしまったみたいで。
「もしもし…あっ、間違えた!」って言った時から改めてその人と交流が始まって、
後々にいっしょに活動することになるみたいなこともあったりします(笑)
昔知り合いだった人ともいつか繋がる日が来るかもしれないので、
どんどん外に出たり自分から発信することは重要かもしれないですね。

横尾:確かにそうですね。
(別のお客さまに向けて)いまはどんな状況なんですか?

お客さまB:大学を辞めて、いまはフリーターでなのですが、
音大行きたいと思って、いまお金を貯めています。

横尾:そうなんですね。何の楽器をやってるんですか?

お客さまB:ドラムです。

横尾:その場合、専攻は何になるんですか?

お客さまB:ジャズ科を志望してまして。

YKさん:ジャズ科っていう科があるんですか!?

お客さまB:はい。
大学でちゃんと音楽を学びたいっていうのがあるんですけど、
その先のことがまだ全然イメージできていなくて…。

池脇さん:その先食べれるかとか?

お客さまB:仕事と両立しながらとかそういうことも含めてですね。

池脇さん:ジャズで仕事っていうとなかなか難しそうですね。

お客さまB:ジャズで仕事をしたいかはまだ分からなくて。
ずっとロックとかやっていたのですが、いま習っている師匠が
ジャズの方なので。

池脇さん:その選択は中々たいへんそうですね。
果たして、大学に通うためにお金を積んだだけのメリットを得られるかは
賭け事的な要素もあると思います。
でも、僕は音大に行ってないから音大の人を見て感じるのは、
横の繋がりがハンパなくできることかな。音楽の友達がたくさんできて、
例えば、ドラムだけじゃない楽器の人と繋がりを持っておけば、
何か演奏する機会に声をかけてもらえる可能性ができるかもしれない
ってことが僕は音大に対していいなと思うことのひとつです。
あともうひとつは、知識に自信が持てるということ。
音大に行ってないと、音大で何をやっているのか想像が付かないんですよ。
自分の知識はこのくらいあるけど果たしてそれが、世間一般で
どのくらい通用するものなのかどうか。
独学で勉強していても、音楽を専門的に学んでいる人の知識の基準が、
わからないので、その基準を知る意味でも音大に通うのは、
すごく手っ取り早い手段かもしれないですね。
あとは、卒業後も通いやすいということもあるかもしれないですね。
卒業してからも師匠の先生のところに行って、「いまこんなことやってます」
とか報告して、うまくいけば仕事を斡旋してくれたり。
斡旋とかいまどうなんですかね?

まいさん:僕は専門学校でしたが、それはいまでも沢山ありましたね。
先生経由で紹介していただくことが結構あります。
なのでゼロではないと思います!

YKさん:音楽で食べていきたいですか?

お客さまB:できれば…。

YKさん:音楽でお金を稼ぐっていうと、例えばバンドだったら、
バンドが有名になることと、お金が入ってくることは
別のことになってしまうかもしれません。
例えば、バンドがいい感じに有名になって名前が売れてるから
お金が入ってくるかというと、実際そうでもないみたいですし。
逆に世間的にはあまり知られてない人たちでも、きちんとライブや
物販で稼いでそれだけで食べている人もいるので、やり方はいろいろだと
思うんです。お金にしようと思えばできるやり方があって、
一方、お金のことはあまり考えずに自分のやりたいように活動して、
名前を売るやり方はやり方でちゃんとあって。
何を選択するかということだと思うんです。

池脇さん:僕がこの間組んでいたバンドのベースの人が、
3年間ツアーをずっとやっていて。1日1本必ずライブやって、
地方含め全国回って、2、3ヶ月に一度、関東に戻ってきた時に
自宅で寝泊まりして、またツアーに行くんですって。
ライブで演奏して飲んで、ぶわーってなってる時にメンバーに運ばれて、
起きたらまたライブ会場で、ライブやって飲んで、
いま自分がどこにいるのかわからないみたいな(笑)
その人がこの間、死ぬ気になればじゃないですけど、やろうと思えば
音楽だけで食べていけるんだけどねって言ってました。
ライブしてひたすら回って行けば、ライブハウスも融資してくれるし、
何回も来てくれればギャラも発生するっていうこともあるみたいで。

YKさん:結局いまCDとかがお金にならない時代なので、
ライブが1番収入になるんです。だから、いま音楽で食べている人は
大概ツアーをガンガン回って、その時の収入で食べていたり。
それは食べて行こうって決めた人のやり方であって、
それが良いとか悪いとかじゃなくて。
なので、バンドだったら、フジロック出たいとか、
ロッキン出たい気持ちになった時に、出てある程度有名になっても
出ただけではお金にならないので、どっちを取るかって言うのは、
自分たちの持ってるビジョンなんだと思います。

池脇さん:そのバランスですよね。
ツアーずっと回っていたらメディアに出るチャンスも無いですから。

YKさん:何か音楽やってお金はもらえるって人も、
フェスに出てるバンドの人も、バイトしている人は沢山いますし。
それはもうどちらが良いとかいうことではないです。

横尾:後は、例えば僕みたいに、昔バンドやってたけど、
いまはこうしてスタジオやってたりとかレコーディングのエンジニアを
やったりする場合でも、音楽の基礎知識ってある程度必要なんです。
やっぱり譜面読めなきゃレコーディングするアーティストの人たちと
お話できない場面もありますし。そう言う勉強が音大でできれば、
そのスタートダッシュでは大きなアドバンテージがありますよね。
あとは、ある程度音楽センスみたいなものが磨かれていれば、
コミュニケーションできる内容がすごく増えるので、
そう言った意味でもちゃんとした教育を受けるということは
アドバンテージは大きいと思います。

池脇さん:何かアレですよね。
卓越した技術を持ってバーーン!と世界に進出したりとかもあるかもしれないし。

YKさん:でも、もうやるって決めちゃってるんですよね?
じゃあ、おもいっきりやっちゃえばいいと思いますよ!

一同:(笑)

池脇さん:結局、好きなことで途中で辞めようとすると戻ってきちゃうんですよね。
結局いつかやることになるんですよ。

お客さまB:高校生の時に、親に音大は入りたいと言ったら反対されて、
諦めて普通の大学行ったんですけどやっぱり音大行きたいと思って。

まいさん:僕も大学中退して音楽の専門学校に行ったので、
境遇が近いですけど、やっぱり大学辞めてでも、専門学校に行って
よかったなと思います。
知識力も違いますし、音楽関係者しかいないので、
そういった環境が身近にあったのはすごく心強かったです。

横尾:あと、音大にも音楽サークルみたいなのもいっぱいあるみたいで、
そういうのに入るとそこでも仲間ができて、さらに違う楽器の仲間も
たくさんできるみたいなので、そういう環境もよさそうですよね。

まいさん:仲間が活躍していくのも間近で見れますし。

横尾:そうですそうです。
仲間がどんなことをして活動してるのかも見れるし、
もちろん同級生だけじゃなくて先輩も後輩もいるので。

池脇さん:行ってみないとわからないですからね。
行かないとずっと後悔しちゃうかもしれませんし。

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お客さまC:少し話は戻っちゃうんですけど、音楽と仕事を両立する上で
いま1番不安に思ってるのが時間の面で。
それこそ正社員になったら月金でもう9〜17時は当たり前ってなった時に
バンドって少なくとも3、4人とか複数人なので、全員の時間を合わせなきゃ
いけないこともありますし、あと、個人の練習時間の確保も難しそうですし、
1番怖いのが先ほどおっしゃってたライブで、まだ土日のイベントなんかには
入れてもらえなくて、平日に入れられちゃうことが多くて。
メンバーとの時間や自分の時間のうまいつくり方とかあったりしますか?

YKさん:気合いですかね…(笑)
僕はもう月から金までビチビチに働いていて、土日も働かされたりすることも
あるんですけど、でも僕は仕事以外はバンドのことを最優先しているので、
時間無くてもできていますよ。
僕以上に働いてるバンドも金曜の深夜に練習入れて、そこはきっちり練習して
土日は休むみたいな人もいます。
それから、僕は基本的に土日はイベントとかライブ以外は予定入れないように
していて。なので、少なからず僕はメンバーの都合には合わせられるように
しているので、「僕はいつでもいいからみんなはいつがいい?」って言えれば
なんだかんだうまくいってます。
練習もいろいろしたくなりますけどライブが決まっていれば、
ライブのセットリストをやればいいと思うんですよ。
週一度に3時間練習するんだったらそこはもうライブを通すつもりで、
MCの場所とかも決めてやるっていう感じです。
あとは、僕はボーカルなんですけど、運動する時間がないので、
通勤の間、必ず1駅歩くようにしているんですが、
1駅歩いている間に鼻歌歌うだけでも結構歌の練習にはなっていると
思います。前にレコーディングの時にめちゃくちゃ怒られたんですよ。
何でこんな音痴なんだ、wowwowが歌えてない、何で歌えないんだって(笑)
なので、それから意識して始めたのですが、
やろうと思えばどこだって練習できちゃうと思います。

横尾:あと、自分の前を歩いている人の歩幅をクリック代わりにして、
裏拍を意識してみたりとか。

池脇さん:いろいろな練習の仕方があるんだなあ(笑)

YKさん:僕、レコーディングの時に裏拍が弱いって言われて、
iPhoneのアプリで裏拍を鳴らすから表拍を感じなさいっていう
狂ったアプリがあって、それを通勤中も休み時間もずっと聴いて、
最初BPM決めて裏拍でやってみるんですよ。
それで次は表拍にしてみたり。なかなかうまく移れないんですけど。
もうずっとやってて。仕事の最中も今日もウラだわ...って(笑)

一同:(笑)

YKさん:いまそういったアプリやDTM等が発達しているので、
割とどこでもできちゃうんですよ。
なので、それは本人とバンドがどういう風にやるのかっていうことが大事で。
もちろん、メンバーと予定や考えが合わない時もあって、
もどかしくなったりすることもあるだろうけど、このバンドメンバーで
やって行くって決めたならいまいるメンバーで何が一番よくできるのかって
いうことを考えて実行すればいいんじゃないでしょうか。

池脇さん:実際に仕事をし始めると時間の使い方が上手くなりますもんね。
あっ、意外にこの10分で何かできるんじゃない?みたいな。

横尾:でも、やっぱり学生の頃に比べると劇的に仕事にとられる時間が
多くなってしまうので、最初はちょっとショックを受けてしまうかもしれない
ですけどね。でも、慣れると本当に時間の使い方が上手くなったりします。
あと、収入が安定するのは大きいですね。

池脇さん:そう!お金の安定は大きい。

横尾:ですよね。楽器や機材も買えるようになったり。

池脇さん:普段会社で働いて音楽やっている人たちの方が、
僕よりいい楽器使ってますよ。
うわ、すげーいいの使ってる!カッコいいな、でも買えないな。
みたいなことあります(笑)

お客さまC:ありがとうございます。
あと、みなさん、5年後のビジョンとかやりたいことってありますか?
もしくは過去にビジョンを持ってやってきたこととかあったら教えてください。

池脇さん:僕は3年前に有名になりたいって思ってからいろいろとやってきて
以来、ちょいちょい街で声かけられるようになったりとか、
まだ出演はしてないですけど、テレビ番組からオファーがあったりしたので、
一応過去に立てた目標は少しクリアできているかなと。
ただ、ここ1、2年で目まぐるしく自分の状況が変わってきているのもあって、
1年先に何をやっているんだろうとかがわからない時もあります。
なので、イメージはしにくいのですが、テレビに出たいっていうのは
ちょっとあります(笑)
いまって本当に年齢とか関係なく出れるチャンスがあるんですよね。

YKさん:もう若くなきゃとかってあんまり無いですよね。

池脇さん:それこそ、前までは35歳くらいまでが上限かなとか思ってたんです。
メディアとか通じていないとそのくらいまでじゃないと使ってくれないなとか
思っていたんですけど、そうでもなさそうですね。

まいさん:僕は18歳くらいの時に、昔プロでやってたミュージシャンの
知り合いがいて、その方に「25歳までは好きなことやってもいいけど、
25歳を過ぎたら真面目になれ」って言われたのが未だに残っていて、
今年25歳なんですけど。
なので今年がリミットなので、今年いっぱいは好きなことやろうかと考えていて。
来年からはちゃんと正社員の仕事を探してから次のことをやろうかなと
考えています。
いまは自分のやりたいことを全部注ぎ込むっていう意味でレーベルを
やっていて、あとやっぱり地元を応援したいっていう気持ちがあるので、
地元のミュージシャンたちの応援もしながら
自分の音楽もコツコツ積み上げていけたらなって思っています。
5年後にはレーベルとしてもっといろいろなアーティストと関われているような
場所を作っていけたらなって思います。

YKさん:僕はバンドのビジョンっていうのがないというかバンドが楽しすぎたので、
ライブができればなんでもいいって思ってたんです。
そうやってやっていたらご縁があって、CDを出しませんかってなった時に、
いろいろなレーベルの方や流通の方たちと付き合っていくことになって、
自分たちだけではできないけど、人の力を借りればできることが
あるんだっていうのに気がついて。
来年アルバムを出そうかと思っているんですけど、
その過程の中で次に進むためのビジョンを考えたいなっていうのと、
何よりメンバーのモチベーションを失わさせずに、どうやったらみんなで
楽しくやっていけるかなって考えるのが一番大事だと思うので、
チャレンジすることと、楽しくやるということを忘れずに
これからも元気にやっていきたいと思っています。

池脇さん:あ、僕もうひとつありました。
僕の動画を観てくださっている人たちが世に出てくれないかなっていう(笑)
僕の動画をプロの方々も観てくださっているっていうのがあるならば、
逆に、僕の動画を観てドラムを始めて、気づいたらメジャーにいっちゃいました
っていうことがあったらすごくうれしいなって。

YKさん:横尾さんは?

横尾:そうですね。
スタジオをオープンさせた時はいろいろな人とレコーディングしたいって
いうのが夢でスタートしたのですが。
でもいま、1年で300日くらいレコーディングしているので(笑)

YKさん:すごいですね…。

横尾:なのでたぶんその夢は順調に叶っているかなと思うので、
もうしばらくこういう状況が続けていけたらいいなと思っています。
あとはなんだろう…メジャーのレコード会社から
レコーディングをご依頼されたことがないので、
そういう仕事もやってみたいですし、
TwitterやFacebookで繋がっている諸先輩のミュージシャンの
方たちといっしょにお仕事してみたいっていうのはあります!

ということで、今日はいかがでしたでしょうか?
何か僕らは楽しくやらせてもらったんですけど(笑)

YKさん:そうですね。
まあ僕ら同士繋がれたっていうのはうれしいですね。
今後ともよろしくお願いします。

池脇さん:こちらこそ、初対面でしたもんね。

横尾:こういう方々を繋げるのも僕の仕事なのかなって思ってまして。
今後もちょこちょこやっていきたいと思っていますので、
何かあったらみなさんぜひまた遊びに来てください。

YKさん:Twitterとかもぜひフォローお願いします!

横尾:もしよければ出演者のみなさんはこの後もしばらくいると思うので、
気になることとかあれば捕まえて聞いてみてください。
それでは、このイベント自体はお開きということで、
今日は本当にありがとうございました。


ということで以上を持ちまして、全四回を通じてお送りしてきた
スタジオ初のトークイベントのレポートを終えたいと思います。
何が一番伝えたかったのかといえば、
「クリスマスイブにひとりで歌広に行くメンタルを養え!」ということに
尽きると思うのですが(笑)
今回のお話を改めて振り返ってみると、やり方や目標によっては
「仕事をしながらでも音楽が充分続けられる」ということを感じて
いただけたかなと思います。
ただ、それにはやはり時間の使い方であったり、人との繋がり方であったりを
考えたり努力しなければならない部分もあり、簡単なことではないかも
しれませんが、自分が楽しいと思えることを続けるための努力なので、
できないことはないのではないでしょうか。
あと、やはり今回のゲストの方々はみなさん、とても積極的に行動されている
と感じました。一見もの静かな、まいさんでさえ、ひとりでライブハウスに
足繁く通っていらっしゃりとか。みなさん、人知れずやることはやっている
というのが印象的でした。
それと、実現させたいことを口に出して伝えることの大切さは
今回のレポートを通じて感じませんでしたか?
文中セルフマネジメントの重要性も説いていますが、ひとりでやれることの
限界もみなさん理解した上で活動されていらっしゃいます。
限られた時間の中で、自分のやることはきちんとやった上で、
周りの人たちにも協力してもらいながら活動の幅を広げていっていると感じました。
そういった環境をつくり出す意味でも、自分の自分の好きなこと、やりたいことは
「口に出して伝える」ことが大事なんだなと思います。

このトークイベントの直後に、文中にも登場する池脇さんのライバルの(笑)
滝沢さんもトークイベントを開催してくれたりと音楽スタジオの枠に
ハマらないような活用もしていただいて、経営する側としても
非常に刺激を受けております。
もちろん音楽スタジオなので、みなさまにとって、快適な練習場所であり、
レコーディングできる環境を整えることが本業ではありますが、
これからもみなさまの音楽活動が有意義になるような、
また新な刺激になるようなイベントも開催できればと考えております。
その際はぜひスタジオまで足を運んでいただけば幸いです。

今回のイベントを通じて、将来の不安が少しでも和らいで、
これからも楽しい音楽活動が続けられることを切に願っております。
最後までお読みくださったみなさま、ありがとうございました。

velvet room studio店長 横尾

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■Information
【YKさんからのお知らせ】
wearerの次回のライブですが、
wearer企画のイベントを恵比寿BATICAで、
1年の終わりに、驚きと感謝を込めてお送りするとのことです!

wearer presents
“We are the Boys”
日時:2014/12/20(土) 15:30 open
会場:恵比寿BATICA( http://batica.jp )
LIVE: wearer / DONUTS DISCO DELUXE(スチャダラANI+ロボ宙+AFRA)
/ kuh±(クボタマサヒコ、タダヨシフミ) / (M)otocompo / ユームラウト
/ Numb Turnpike / 山本政幸 and more!!!!!
DJ: Kawanishi(JUKEBOX/NIGHT CRUISING) / 原島”ど真ん中”宙芳(ChaosOnParade)
/ tommy(technique) / Shinichi Yokoyama(Low Pitch) / ODAMARI and more!!!!!
前売り \2,000 / 当日 \2,500
☆別途ドリンク代が必要となります。(2ドリンク)
posted by VRS at 18:33| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

EVENT REPORT「velvetalk」Part3

8月24日(土)に「velvetalk」と題しまして、
「仕事をしながら音楽を続けること」をテーマに
スタジオ始まって以来初のトークイベントを
開催致しました!

今回は連載三回目として、
個人とバンドでの活動の違いについてと、
社会人経験のススメについて
主に語っていただいております!
それでは、今回もスタジオブログでおなじみの
カメラマンはっぱさん( @happapapa )に撮影していただいた写真と
ともにレポートしていきます。

velvet room studio店長 横尾(以下、横尾):
YKさんは比較的最近としても、池脇さんもまいさんもいままで
この生活を続けてこれている何か秘訣みたいなものは
あるんでしょうか?

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池脇さん:本当に続けられるとは思ってなかったんですよ。

横尾:辞めてもいいなって思ってた時期もあったんですもんね。

池脇さん:そうそう。なのでラッキーだなとも思っています。

横尾:何故続けてこれたんだと思いますか?

池脇さん:楽しかったんじゃないですかね。うん...楽しい(笑)

YKさん:とはいっても楽しいだけじゃ続けられないじゃないですか。

池脇さん:がんばらないと楽しいものって得られないかなと思ってます。
楽なのと、楽しいのはまったく同じではなくて、がんばった上に成果があると
楽しいんですよね。楽だとダラダラしてしまうだけで。
なんとなく自分の得意なもので、自分の周りの人が喜んでくれるっていう
環境があったのがとてもよかったかもしれないです。
あと、束縛されない自由な感じとか、自分の思うようにできるっていう
環境もよかったんじゃないかと思います。

YKさん:それはいい環境ですね。

池脇さん:あくまでも自分のイメージですが、会社だと、誰かに何かやれ
っていわれて、やりたくなくてもやらなくてはいけない感じがあるのですが、
そういう状況が僕の環境にはなくて。
いま働いているアフタービートという楽器屋の店長は、
僕が8歳くらいの頃から知ってる人なんですが、その店長は講師を雇った
段階で、何を教えろとか、こういうコンセプトで教えろとか言わなくて。
もう教えたいように、君たちのやり方でいいよって、
人を見て雇ってくれてるので、自分にはすごく合ってるんです。

YKさん:それはレッスンスクールでは珍しい環境ですね。
普通は一定のお金を生徒さんからいただいて運営しているので、
決まったカリキュラムなかったら、講師によって教える内容が
バラついちゃうじゃないですか。

池脇さん:そうですね。
だから逆に講師各々の個性が活かされてるんだと思うんです。
ただ、逆にたいへんなことは、この順番で教えればいいですよっていう
教材や資料がまったく無いので、毎回手探りなんです(笑)
この生徒さんは何が好きで、どんなことを目指していてっていうリサーチから、
たぶん好きな音楽はこういう感じだから、こういうのを教材にしようか、
でも、これは難しいから、ああしようこうしようとか(笑)
そういう試行錯誤は毎回繰り返しています。
けど、それも好きだから楽しめているのかもしれないですね。

横尾:生徒さんのためにドラム譜書いたりしてるんですよね。

池脇さん:そうですね。たまに相談しながら、ちょっとアレンジしたりして。
どうせ簡単すぎると飽きちゃうでしょとか言って(笑)

横尾:生徒さんの性格を見つつってことですね。

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池脇さん:そうです!
それこそレッスンを始めた最初の頃は生徒さんひとりとかで、
たいへんだったその頃に考えたことがいまに活きているんだと思います。
最初の1、2年は生徒さんが平均5人くらいしかいなくて。
例えば一日レッスンのために空けていたとしても、
朝1人レッスンして3時間空いて、1人やってまた3時間空いてみたいな
スケジュールが続いていたんです。
そんな感じだったのでとてもレッスン講師だけで生活していくことなんて
できませんでした。
でも、その頃、生徒数が10人超えたとか、15人超えたっていうことを、
滝沢っていうギター講師のと張り合っていて、
「俺の方が先に10人いったぞ。」とか(笑)
それで、滝沢の方が先にYouTubeでどんどん有名になって
成果を出していて、やべーって思って、僕もがんばりました(笑)
でも、ライバルというか、切磋琢磨できる相手がいたのもよかったかなって
思います。なので、周りに同じ境遇や、同じ立場でがんばっている人で
集まっているから楽しかったのかなとも思います。
それが続けてこれた理由かもしれないですね。

YKさん:なるほど。
ただ、池脇さんやまいさんっていわゆるソロ活動じゃないですか。
そこもぜんぜん自分と違うので面白いなって思って。
僕らは基本的にバンドが好きで、仲間と何かするってのが楽しくって。
だからソロでここまでずっと続けているのは僕から見たらすごいです。

まいさん:僕なんかは何でもやりたがりなんだと思います(笑)
例えば、誰かに口を挟まれて、ああしなよこうしなよって言われるのが
嫌なので、全部自分でスケジュールを決めて、どういう方向でやっていって
みたいなことをなるべく自分で決めてやりたいんです。
それで、いまは知り合いのバンドの手伝いとか、音源のデザインを
手伝ったりとか、ポスター作ったりとかそういうこともやりだしたりして、
少しずつやりたいことを広げている感じです。

YKさん:なるほど。
でも、まいさんも、誰に言われてやっている訳じゃないじゃないですか。
だからまいさんのモチベーションっていうのは何なんですかね?

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まいさん:やっぱり何か出てきちゃうんですよね、メロディとか、言葉とか。
辞めようとか思ったことも何度もあるんですけどね。
でも、嫌なことがあった後のライブに限って、すごくうまくいって、
いい気持ちになったりとか、街歩いてていいメロディが浮かぶとか(笑)
辞めようと思っても、そういう時に限ってそういうことが起こるので、
キリがないんです(笑)

池脇さん:でも、ひとりだとライブでも結構メンタル必要ですよね。

まいさん:ひとりだとそうですね。

池脇さん:昔アコースティックのユニットをやっていた時に、
弾き語りの方といっしょにステージ立つことが結構あったんですけど、
もうみんな喉を保護するためにマスクして、ウォーミングアップ代わりに
念仏みたいにブツブツ唱えながら声を整えてひとりで時間を潰して、
それでステージ立って演奏するみたいなことが多かったですよね。
周りの人と親しくしたいんだけど、ひとりで歌ってるから、
声を枯らしちゃいけないので、気軽に喋れないみたいですよね。

YKさん:本番前に抑えてるんですね。

池脇さん:そうなんですよ。
だからリハで歌ったら楽屋ではずっと声を温存して。
だからみんな孤立しちゃうんですよ(笑)

まいさん:ありますね。

YKさん:じゃあ、本番前にまいさんには話しかけちゃいけないんですね(笑)

まいさん:いや、話しかけて欲しいですよ(笑)

YKさん:僕、ひとりでいても寂しいんで
「今日よろしくお願いしますね。」ってすぐ話しかけちゃいますね(笑)

池脇さん:僕も割といっちゃうタイプなんで(笑)
そのユニットのギターボーカルの相方がいつもそんな感じなんです。
普段も朝から、あまり声を出さないようにしていて、
相方の家に寝泊まりしている時に、
「おはよう!」とか大きな声出して起すんですけど、
「おはよう...」ってボソっと(笑)
かなりストイックですよね。相方だけがそうなのかと思っていたんですけど、
結構そういう人多いみたいですね。
ひとりでやってるとモチベーションを保つのも結構辛いですよね。

まいさん:そうですね。逆にバンドがすごい羨ましいですもん(笑)

横尾:ライブではバンド形態でやったりするんですよね。

まいさん:バンドでやったり、ひとりでもやったりって感じですね。
だから、当日ライブに行くまでが一番暗いです(笑)
ステージ立ったら気持ちも変わるんですけど。

YKさん:でもバンドも楽しいですよね。

横尾:バンド楽しいですね(笑)バンドでしか僕、音楽出来ないですもん。

YKさん:でも、意外とバンドメンバーって何も決めてくれないですよ。
何かもう、みんなで話し合っても決まらないですし。
それこそ、メンバーの誕生日とか祝いたいんですけど、
「誰々が誕生日近いからどうする?」ってLINE送っても誰からも返ってこないし。
結局僕から「これプレゼント買ったけどいいね?」って聞いても、
「いいよ。」と一言だけ返ってくるみたいな。
場合によってはそれすらないですから(笑)
まぁ、でも、任せてくれてるんだなって。
人が持てる荷物って決まってて、たぶん彼らに持てる荷物が
自分には持てないこともあるだろうし。
僕に持てないものを彼らが持ってくれているなら、それでバランスが
取れているんだと思います。

まいさん:それでちゃんと付いてきてくれているならいいですよね。

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YKさん:そうですね。
例えば、楽しみなライブが決まった時とかも、
やっぱり決まったらバンドメンバーにすぐ言いたいんで、
メンバーのためにできるだけいいイベントに出演できる約束を
取り付けたいっていうモチベーションがあるのは大きいと思います。
そこはやっぱソロの人とバンドの違いですよね。

横尾:だからちょっと会社に近いかもしれないですよね、バンドだと。

YKさん:もう完全に会社ですよ。

横尾:何か、こういうことをやりたいって言う人を自分の懐に引き入れる
じゃないですけど、こういうことをやりたいんだってことを知った上で
いっしょにやっているから、機会があれば役割を割り振ってみたり。
苦じゃないというか、得意なことを共有して楽しみたいみたいな。

池脇さん:だから、自営業的なのに近いですよね。
なんか会社に入ってからの考え方がバンドに活かされるってのは
すごいありますよね。

YKさん:ありますあります。

池脇さん:何か、野球部のマネージャーがドラッガーを読んでみた、
みたいな雰囲気でもないですけど、会社でのノウハウをバンドで活かしてみたい
と思ったこともあります。

YKさん:いまバンドってすごいお金にならない時代なので、
自分たちでマネジメントしていかなきゃいけないんですよ。
昔だったらたぶん、事務所とかレコード会社が付いてくれて、
どうこうしてくれていたんですけど、今はもうそれができない時代なので、
僕たちみたいに何から何までしなくちゃいけないんですけど、
でも自分で自分をマネージメントするっていう社会人としての経験が
非常に活きていると思います。
例えばスケジュール決める時、この人にこういう連絡をいつまでに
しなきゃいけないということから予定を決めていくこととか、
それって社会人の経験なんですよね。
それをちゃんとやっているとバンドに活きるし、
バンドをちゃんとやっていると仕事にもフィードバックがあるんですよ。
バンドでこんなことしてたら怒られるなということを想像して
仕事してたりとか、相互関係はとてもいいと思います。
昔は社会人の自分なんて本当の自分ではない
みたいなことを思っていたんですけど(笑)

池脇さん:なので、一度社会に出てからバンド活動してもらっても
ぜんぜんいいことだと思いますよね。

YKさん:そうです!
何かバンドマンっていうと、プラプラしててみたいなイメージが世間には
あるので、逆にそういうところがちゃんとできていないのは許せないんです。

池脇さん:ちゃんとしたバンドってそういうところもしっかりしてますもんね。

YKさん:別に名前が出て売れるっていうことだけが良い訳じゃないから、
バンドは自分たちの目的があってやればいいんですけど、
より沢山の人に聴いてもらいたいと思ったら、社会に適応することも
ちゃんとしていかないと良くなっていかないというか。
こうして欲しいとか、周りの人に理解してもらうためには
そういう能力がないと難しいと思うので。

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横尾:昔うちのスタジオでレコーディングしてくれて、もうメジャーデビュー
したバンドの話なのですが、そのバンドはまず礼儀正しかったです。
あと時間にすごく厳しくて、もしメンバーの誰かが遅刻したりしたら、
遅れているメンバーからスタジオに電話がかかってくるんですよ。
それで「すいませんあと何分で着くんで」っていうのを本人に必ず
言わせるようなルールができていたりとか。
だからもう、メンバー個人の失態は当事者で責任を取るっていう。
そのバンドから感じたのは、プロフェッショナル集団だなと。
音楽業界って、それくらいちゃんとしていなきゃいけない厳しい世界
なんだなと改めて思いました。
なので、そういう社会の最低限のルールじゃないですけど、
礼儀や作法を勉強する意味でも、就職したり社会経験があるのは
僕はすごく良いことじゃないかなって思ってます。
あと、僕、昔一度に100人近くマネジメントする管理職の仕事をしていた
時期があって、そこで人をマネジメントするための研修を受けたり、
勉強もしたことがあったんです。
それで、例えばバンドメンバーの誰かがまずいプレイを
しちゃったとしても、まず良いところを褒めてから指摘していくとか、
いっしょに音楽活動をやっていく上でのコミュニケーションスキル
みたいなものをバンドに持ち込んだりもしています。
なので、社会に出るといろいろな立場でいろいろな勉強が出来るので、
仕事をしながらバンドを続けることは、あながち無駄なことではないと思うんです。

まいさん:僕も仕事では特にコミュニケーションの取り方にはすごく気を遣っています。
カフェの方なのですが従業員さんが30人くらいいるんですよ。
僕も立場的には同じバイトなのですが、店長なのでマネジメントしなくちゃ
いけなくて。なので、言い方とかすごく気を遣います。

YKさん:あまり怒ったりとかはできないですもんね…。

まいさん:怒ったりするとシフト入れてくれなくなっちゃうんで(笑)
そうするとお店が回らなくなっちゃうんで、いかにどう伝えるかっていう
工夫はいろいろな場面で考えていますね。

YKさん:例えばどうするんですか。

まいさん:やっぱり一回褒めます(笑)

一同:(笑)

まいさん:人に何か伝える時は一回褒めなきゃダメだなって思います。

YKさん:でもそういうことも含めご自身でソロでやってらっしゃったら
全部自分に活きてきますもんね。

まいさん:そうですね。音楽の専門学校に行ってた時も、音楽ビジネスの
これからはセルフマネジメントだって教わりました。
要は自分で起業する、個人でも企業形態でも、個人がバンドが、
レーベルでありレコード会社でもあり、自分たちで全部やるっていう、
そこで利益を上げていくということです。
大きな企業に所属することが美学ではなく、それがいいことではなく、
むしろ、セルフマネジメントが今の時代に適しているという考えなので。
だから、そういった意味でも社会に出て勉強するということは
とても大切だと思いました。


と、今回はここまでとさせてください。
次回はいよいよ最終回!
この後ご観覧いただいていたお客さまとの質疑応答に移りました。
その内容をまとめてお届けしたいと思います!

■Information
【YKさんからのお知らせ】
wearerの次回のライブですが、
wearer企画のイベントを恵比寿BATICAで、
1年の終わりに、驚きと感謝を込めてお送りするとのことです!

wearer presents
“We are the Boys”
日時:2014/12/20(土) 15:30 open
会場:恵比寿BATICA( http://batica.jp )
LIVE: wearer / DONUTS DISCO DELUXE(スチャダラANI+ロボ宙+AFRA)
/ kuh±(クボタマサヒコ、タダヨシフミ) / (M)otocompo / ユームラウト
/ Numb Turnpike / 山本政幸 and more!!!!!
DJ: Kawanishi(JUKEBOX/NIGHT CRUISING) / 原島”ど真ん中”宙芳(ChaosOnParade)
/ tommy(technique) / Shinichi Yokoyama(Low Pitch) / ODAMARI and more!!!!!
前売り \2,000 / 当日 \2,500
☆別途ドリンク代が必要となります。(2ドリンク)
posted by VRS at 19:32| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする