2018年07月06日

「失踪志願」に寄せて

昨日、POLTAの新しいMusic Video「失踪志願」が公開されました。



この曲は2ndアルバム「LOVE TO DIE」に収録される前に、「土星少年ep」に収録されてリリースされました。
その時にレコーディングとミックスを担当させていただいた時のエピソードなのですが、失踪志願のミックスをまとめ、傑さんに確認してもらうと一発OKでした。
※POLTAは作曲者がその曲の確認担当になるらしいです。

基本的にミックスダウンの作業は納得するまで何度かやり取りすることが常なので、その日は傑さんが単にめんどくさかっただけかもしれませんし、僕のことが嫌いで話したくなかっただけかもしれませんし、真相はわかりませんが、僕のエンジニア人生の中で数えるほどしかない一発OKを出した数少ないひとりが傑さんなわけです。

でも、その一発OKが自分の中では腑に落ちるところがありまして、というのも、ミックスダウンの始めは、各パートのバランスを取ってから、エフェクトをかけたり細かく調整していくものなのですが、この失踪志願に関しては、バランスを取った段階でほぼ納得いくレベルでミックスがまとまってしまい、大げさなエフェクトや微調整がほとんど必要なかった覚えがあります。
もちろんレコーディングする前に、POLTAのおふたりとサポートメンバーの方々でアレンジを入念に詰めていただいていた賜物なのですが、これ以上やりようないという意味で困った僕はとりあえず傑さんに一度聞いてもらおうと連絡したところでOKが出て、そのままリリースされ、レコ発のライブに行ったら、まだ発売日当日なのにもかかわらず、傑さんが「せーの」って言ったらフロアのみなさんが「失踪したい!」と歌ってすごく盛り上がっていて、何て合理的で効率のいい曲なんだ!と感心してしまいました。

でも、昔、エンジニアの先輩に「いい曲にはエンジニアなんていらないんだよ。」という話を聞いたことがあって、ここでいう「いい曲」とは、メロディがすばらしくてキャッチーとかっていうだけでなく、アレンジも含めトータルで優れている曲という意味だったのですが、それができている曲は録音して再生すればそれでもう完成してしまうんだそうです。
「これがそれか」と身をもって体験することができ、(いまとなってはこのMVやアルバムで香椎さんのすばらしいミックスが聴けるので、また違ったアプローチも考えられるかもしれませんが、)僕はこの時のことを死んでも忘れないと思います。

結局何が言いたいかというと、POLTAの「失踪志願」のMusic Videoをぜひ観ていただきたいということです。
音楽はもちろんのこと、POLTAのMusic Videoは毎回きれいな映像だったり、アニメだったり、多岐に渡っているのですが、今回はエキストラが大勢参加している大掛かりな撮影ものでした。
尾苗さんも「遠くへ行きたい」以来のバスガイドコスでとてもかわいらしい!サラリーマン役のYKさん(僕の知り合い)の演技が演技じゃない!と映像作品としても見所も満載です!

いまさっきもスタジオに練習に来ていた高校生たちが閲覧用のiPadに表示していたMVに合わせて「失踪したい!」と歌っているので、「もう覚えたの?」と聞いたらその子たち実はこの曲のレコーディング中にも練習に来ていてその時流れていたのを聴いてすでに世に出る前から覚えていたみたいで!
その子たちも明日の引退ライブの練習で来ていて昨日公開になったこのMVをスタジオで初めて観て感動しててって、何か巡り合わせがすごすぎますよね...ケイスケホンダ以上にPOLTAはいろいろ持ってそう。

なんだかんだ1stアルバムからのお付き合いで、これだけじゃなく本当にたくさんのすばらしい経験をさせてもらって、POLTAには感謝しかないのですが、POLTAが本当にすごいと思うのは、「いま現在が最高」ということに限るかなと。
バンドの話になると「あのアルバムの時期が1番好き」とかってあると思いますが、POLTAはいつも最新が最高。
いくら僕がここで「失踪志願」を褒め称えても、またそれを余裕で超える曲をつくってきてしまうのでしょう。
またしばらくしたら、この曲!ヤベェと驚かせてもらうのを神奈川の端っこから楽しみにしたいと思います。

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【POLTAライブインフォ】

9月、10月に下北沢THREEにて2か月連続ワンマン決定!!
どちらも違う曲を演奏するとのことです!

IS CONNECTED scene 7
POLTA 2か月連続ワンマンライブ

<青雲編> 2018年9月29日(土・昼)

初期から今までのPOLTAを詰め込んだ「青雲編」
会場 12:00 開演 13:00
前売券 2500円 / 当日券 3000(+1D)
<春雷編> 2018年10月6日(土・昼)

新曲を含めたこれからのPOLTAを描く「春雷編」
会場 12:00 開演 13:00
前売券 2500円 / 当日券 3000(+1D)
両日通し券(4000円)あり

予約お申し込みはこちら
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2018年06月12日

STUDIO LARK x velvet room studio限定「プリペイドカード」のお知らせ

今年の4月からお互いの会員証をご提示いただければ、
スタジオがご利用いただけるようになったりと、
今年開店30周年を迎える老舗音楽スタジオ、
スタジオラークさんとごいっしょする機会を増やしております。

その一環と致しまして、
この度、それぞれの定休日(月曜日と木曜日)限定で
割引サービスを実施することに致しました。


スタジオ共通のプリペイドカードをご購入いただきますと、
1時間のスタジオ料金が1,500円でご利用いただけます!

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それがこちらのLARK x velvet限定「プリペイドカード」です!

例えば、ラークさんですと18:30以降のAスタは、
通常1時間2,000円ですが、プリペイドカードをご利用いただければ、
1時間1,500円でご利用いただけるので、500円もお得です!

また、当スタジオですと、18:00以降のNorthernスタジオは、
1時間2,500円ですので、プリペイドカードをご利用いただければ、
1時間1,000円もお得!
※学生さんも18:00以降は通常2,000円ですので、500円お得になります!

プリペイドカードは1枚3,000円で6/14(木)より販売致します!
この機会に相模原のふたつのスタジオを併せてぜひご利用ください!

以下、注意事項をお読みの上、ご購入ください。
・本カードはSTUDIO LARKおよびvelvet room studioのいずれかの休業日にのみ1時間1,500円以上の時間帯にご利用いただけます。
・本カード1枚でのご利用可能額は1,500円、3,000円のみとなります。
・本カードご購入後の換金はできません。
・本カードを忘れた場合、本カード利用時と同額のスタジオ料金の割引はできません。
・本カードはご購入いただいた代表者の会員番号にひも付きますので、代表者不在の場合、ご利用いただけない場合がございます。

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スタジオラーク
営業時間 13:00-23:30
〒252-0206 神奈川県相模原市中央区 淵野辺3-16-11ラークビル
042-758-5569
posted by VRS at 21:15| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

TRAININGREPORT「velvet room studioギター研修」

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こんにちは。
velvet room studio店長の横尾です。

先日のレコーディング研修に引き続き、
今回はギター講師の瀧澤克成さんをお招きして、
スタッフにギターの研修を行っていただきましたので、
その模様をスタッフにレポートしてもらいました。

5名いるスタッフはそれぞれ得意な楽器があるのですが、
ギターが得意なスタッフもいれば、ベースやドラムが
得意なスタッフもいて、それぞれ得意分野が異なります。
スタジオスタッフたるもの自分の担当以外の楽器にも
興味や知識があったほうがお客さまとも
コミュニケーションが取れるのでは!と、
そんな想いを瀧澤さんにご相談したところ、
面白がっていただいたので、調子に乗って、
スタッフ全員への研修をお願いしてしまいました笑

「やるならスタッフ全員ギター大好きにしちゃいますよ」
との宣言通り、研修が始まる前からハイテンションで、
スタッフひとりひとりを虜にしていく瀧澤さんのパワーたるや、
いやー、すごい。

レコーディングで何度か膝を突き合わせて
濃密な時間を過ごしていたので、ある程度は
瀧澤さんのことを知っているつもりでしたが、
今回、人を教える場で、改めて「この人、ホントすごい!」と
また思わされてしまいました。
僕の知らない引き出しをまだまだ隠し持ってます。
瀧澤克成、おそるべし...です。

それでは、以下、スタッフ全員によるレポート文です。
いっしょにレポート評価をお願いします!

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2018.2.6(火)、2.15(木)

▪️自己紹介
瀧澤さんはYouTubeでよく見ている通りの楽しいかたで、
研修ということで少し緊張していた僕たちも、
なごやか雰囲気で始めることができました。(町田)

瀧澤さんのあいさつはとてもやさしくて、これから良い研修が
受けられる予感がしました。
名前やパートを聞かれたりの談笑も、ギターに関連していたりで
これから研修が始まるんだなと感じました。(市丸)

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▪️ギターの歴史
およそ5000年も前にギターの原型ができたと聞いて、
紀元前からあることに驚きました。
ギターの原型のひとつと言われている「リュート」という楽器を
初めて知ることができました。(市丸)

最初はギターの歴史についての講義から始まりました。
エレキギター自体は誕生してから大体100年くらいしか
経っておらず、他の楽器に比べて歴史は浅いということを
初めて知りました。(町田)

ギターの元となる楽器から、今のギターになるまでの歴史を
詳しく教えていただきました。
アコースティックギターについてや、エレアコや、
フルアコ、セミアコの違いなど、私があやふやだった知識が
明確になりました。
ピアノやギターの種類の違いはわかっていたものの、
詳しく名称を知ることができました。(倉橋)

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▪️ギターの音域の話
人と他の楽器(サックス、ピアノ)との比較。
自分自身吹奏楽もやっていたので、音域の話は
とても興味深かったです。
バンド、ブラスバンドどちらもたくさんの楽器を使い、
ピアノのようにたくさんの音域を出しているということを、
より深く感じました。(倉橋)

楽器本来の音域で演奏することで、
その楽器のポテンシャルが十分に発揮されるということを
学びました。(市丸)

いただいた資料には滝沢さんの声域も書いてあり、滝沢さんは
「ミ3」から「ソ6」までとのことで、ギターと音域が近いと感じました。
(町田)

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▪️休憩前の実演
ここまででいろいろ教えてもらったことを踏まえて
ウタイストの石河さんといっしょに演奏してくださいました。
石河さんのすばらしいヴォーカルを盛り上げていくようにしつつ、
ボディを叩いて生み出すリズムとベースフレーズを同時に鳴らす
ギター演奏を生で見て、こうやって弾くのかと、
まさに目から鱗が落ちる体験でした。(町田)

ギター1本で、たくさんのパートを演奏していて
素直に驚きました。
楽器一つであんなにできたら楽しいだろうな、
と感激しました。(倉橋)

僕らたった3人の前で始まったウタイストの演奏は、
まるでライブハウスやアリーナで演奏しているかのような迫力で、
とても感動しました。(市丸)

瀧澤さんのソロギターは単純にすごいなと感じました。
自分もソロベースに挑戦してみたいと思いました。(山下)

休憩時間に、僕が小学生の頃から動画を見ていることや、
美味しいチャーシューの作り方の話など楽しく談笑させて
いただき、幸せな時間でした。(町田)

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▪️実際にギターを弾いてみよう
後半は、実際にTAB譜を見ながらギターの1弦だけを使って
演奏する講義から始まりました。
僕はバンドでリードギターをしているのですが、メンバーとまったく
同じフレーズを合わせて練習することがなかったので、
すごく新鮮な気持ちで演奏することができました。(町田)

僕はベースなので、正直ギターの演奏に苦戦しました。
しかしながら、初心者でも簡単に弾けるようなフレーズを
チョイスしてくださっていたり、
コードをちゃんと抑えて弾けたとか、細かいところを瀧澤さんが
何度も褒めてくれるので、少しこそばゆく感じながらも、
とても楽しく弾けたのが、よかったです。(市丸)

私はスタジオ1ギターを弾くことができないと
自負していましたが、本当に弾けませんでした!!
楽譜の読み方、TAB譜の読み方はできているのに、
体が追いつかなくて苦労しました。
ギタリストの皆さんは本当にすごいなと、
より尊敬しました。(特に瀧澤さんすごすぎます)(倉橋)

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▪️実際にギターを弾いてみようパート別
「Stand by me」をいろいろなパートに分けて演奏しました。
ひとつめはベースパートで、ふたつめは裏拍のリズムパート。
みっつめはアルペジオで「春に流れる風のように」と
教わりました。4つめはコードパートでした。(町田)

実際に曲を演奏してみると、
一曲なんとか通して弾くことができて感動しました。
またギターにチャレンジしてみようという気持ちにも
なりましたし、次はすぐに挫折しなさそうです。(倉橋)

最初はうまくいっていたのですが、終盤になるにつれて
だんだんと難しくなり、コードのあたりが一番の難関でした。
(山下)

▪️質問タイム
僕が苦手なオルタネイトピッキングの綺麗な弾き方について
教えていただきました。
力を抜いてピッキングのアップとダウンを意識しながら練習するのが
大事だと学ぶことができました。(町田)

「アンパンマンマーチ」や「サザエさん」「人間っていいな」など、
子供のころ聞いていた曲を例に挙げて、「エモい!」と感じるコードを
教えていただきました。(市丸)

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▪️研修最後の実演
最後もおふたりの演奏で締めてもらい、とても有意義で楽しい研修
でした。石河さんが吹いていたカズーという楽器を
僕も使ってみようと思いました。(町田)

▪️総括
自分はドラムだからとなんとなく知ろうとしなかったことが
たくさんあったんだと痛感しました。
これからの業務にも、バンドとしての活動のも、
繋がりそうなポイントがあちらこちらにあるような、
そんな研修でした。
素直な気持ちでチャレンジすることの楽しみを久しぶりに
感じました。(倉橋)

これまでギターは遊びで触る程度だったので、初めてしっかり
教えていただき、とても楽しく学ぶことができました。
2時間の研修も、もう終わってしまうのかと思うくらいでした。
バンドのアンサンブルをする身としては、ある程度ギターに関する
知識も持っていたほうがいいと感じました。
これから先も楽器を触る機会は多いと思うので、
自分でも知識を深めていきたいと改めて感じました。(山下)

ギターという楽器の歴史などを詳しく知ることで、より深くギター
と関わっていきたいと思ったのと、瀧澤さんや石河さんのように、
人といっしょにもっと演奏を楽しむことができるように
なりたいなと思いました。
また、研修の中で浜松にある楽器博物館を教えていただいたので、
色々な楽器を見てワクワクしに今度行ってみようかなと思いました。
(町田)

今回、ギターの面白さとコード進行について学習できたことが
一番の収穫でした。
研修ということを忘れるほど楽しく学習できてとてもよかったです。
(市丸)
posted by VRS at 22:54| Comment(0) | 研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする